

もくじ
Scratch(スクラッチ)とは
Scratchはマサチューセッツ工科大学メディアラボ が開発したプログラミングツールです。パソコンの画面上でブロックを組み合わせていくことで、様々な処理を実装できます。このような形でプログラムをつくることを総称して「ビジュアルプログラミング」と呼びますが、Scratch(スクラッチ)もそのひとつです。
授業で”Scratch”をおすすめしたい理由
私がプログラミング教育でScratchをおすすめする理由は下記です。
- 情報が豊富
- 環境構築が簡単
- 他の教材にも応用が効く
ひとつひとつ解説していきます。
おすすめ理由1:情報が豊富
先生方は授業を組み立てるために事前にまずツールの使い方を学ぶと思いますが、「あれ、このブロックなんだっけ?」「こういう処理を実装するには、何を組み合わせるべきだっけ?」と悩む場面も多々あると思います。
そんなとき、Scratchはネット上で情報を発信している人はたくさんいるので、Googleで検索すれば大体解決できます。プログラミングに限らず、新しいことを学ぶときにこれってけっこう重要だと思うんですよね。
そもそもScratchは教育機関によって教育向けのプログラミングツールとして開発されているため、情報がオープンで学ぶための副教材がとても豊富です。もちろん他にも便利な機能を持った類似ツール・サービスはありますが、民間企業が自社サービスの一つとしてやっていたりするため情報が少なく限定的なものが多いのです。
”はじめの一歩”としては
- 情報が得られやすい
- 簡単に悩みを解決できる
教材がベストかと思いますので、その観点でScratchは頭ひとつ抜き出ていると思います。
おすすめ理由2:環境構築が簡単
学校でビジュアルプログラミングを取り入れた授業をするためには、まずはパソコンが必要です。しかし、ただパソコンを買っただけではまだプログラミングはできません。必要なツールをインストールする必要があります。普段からパソコンを扱う方であればあまり気にならないかもしれませんが、パソコンに慣れていない方にとってはちょっと不安ですよね。
Scratchであれば公式サイトにアクセスし「作る」というボタンを押すだけで一瞬でプログラミングを開始できるので、環境構築に悩んで時間を浪費することもありません。
もし学校から外のネットワークに繋げられない場合には、アプリ版のインストーラも配布されていますのでUSBメモリかなにかに入れて移してインストールすればネットに繋がずとも利用できます。
おすすめ理由3:他の教材にも応用が効く
私自身、いろいろなビジュアルプログラミングツールを触っていますが、どのプログラミングツールもScrachの派生(というか、ほぼ同じ)でプログラミングの進め方に違いはない印象です。
他のビジュアルプログラミングツールには、
- プログラミング教育をするための便利機能があったり
- 子供の興味を引きつけるような工夫がされている
ものがあり教材として利用するのは全然ありだと思いますが、学校教育の現場においては多機能であることが逆に授業のノイズとなる可能性もあります。
これは私個人の考えですが、できるだけ機能を絞ったシンプルなツール(教材)のほうが授業の本来の目的にフォーカスしやすいのではという考えから、Scratchは非常に良いバランスではないかと思います。
冒頭に述べたように、Scratchと他のツールでプログラミングの進め方に大きな差異はないのでScratchで学んだことをベースに各自の趣味嗜好に合わせて他のツールに進んでもらうほうが学習のステップも踏みやすいと思います。
まとめ
下記の理由で。学校教育の現場でScratchを利用することをおすすめしています。
- 情報が豊富で学びやすい
- 授業に取り入れるための環境構築が簡単
- 学んだ手法を他の教材でも応用できる
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